掛川新茶マラソン。レースは後半に入ってきます。

河口付近で大きな橋と海が見えてきました。この辺りには沢山の風力発電の風車が並んでいて、前半の田園風景とはまた違った景色です。

ペースを上げていないのですが、今日はこのまま無理せず。それでも4時間は充分に切れそうなタイムでここまで来れて、今まで積み上げた蓄積はそれなりだな。と我ながら感心。

そしてつ目のフルーツステーションでオレンジをいただいて27km付近。

緩い登り坂の先、左にコースが曲がった先に急激な登り坂。

顔をうんと上げないと先が見えない登り坂だけど、自分は登り坂得意だと言い聞かせてぐいっと登る。

登ったら当然のように降り。でも少し短い。そしてその先にまた登り。

気持ちの中に暗雲が漂います。

それはとても厳しい道のりの始まりでした。急登を登って、少し降って。乗降の繰り返しがここからひたすら続きました。

30kmのおにぎりや戦国汁は止まっていただきましたが、もはやそれでなくてもエイドのたびに急停止する状態。

気温も上がってエイドではスポーツドリンクをがぶ飲み。スポンジと水で身体を冷まして、そしてまたひたすらの登り降り。

だんだん脚が弱ってきて降りもスピード落とさないと登りで上がった息が戻らず。

何度か歩きを挟みながら、3つ目のフルーツステーション。メロンゾーンに到着。まさにオアシス。遠慮せず3切れもいただきましたが、回復したのは気持ちだけ。

それももう4時間なんて言わず無事に帰ろうとの開き直りができたこと。

そしてその直後に4時間のペースランナーに抜かれる。自分との走るスピードの違いに愕然。

最後のフルーツステーションでオレンジまた3切れ食べて笑われて、ジョギングほどのスピードでじわじわとゴールに近づく。

ゴールのあるつま恋リゾートの中と外に41kmの看板が2つ？どういうことだ。

つま恋リゾート園内はひたすら登り。ここで脚を攣る。左足の膝の付近前腿。こんなの初めて。あまりの登りにやられたか。

自信の拠り所にしてたこれまでの積み上げも消し飛び、公園の中を歩いて、ジョグって。

ゴールが見えたけと、折り返しがありこれが長く、意地悪く思えてくる。

そして10kmのレースをとうに終えたみわこさんから「遅ーい」と叱咤激励。

最後、数百メートルは何故か笑顔が。「もうキツくて笑うしか無い」って。

そしてなんとかゴール。

ゴール後にいちごが。嬉しい。

芝生でぐったりしてたら、みわこさんから「いびがわマラソンよりキツイって言ってる人がいた」との事。同感です。

着替えの時に話をした人もここは本当にキツイです。と言っていました。激しく同意。

完走タイムは4時間9分38秒ネット。

前半ののどかなイメージが一変するデレツンコースでした。

ただ大会の雰囲気はゆったりとしてて、ボランティアの方々もフレンドリーでいいたいかいでした。

無事に帰って来れました。感謝です。

ひょこひょこと脚を引きずりながら、バスと電車を乗り継いで帰宅しました。

やっぱりフルは大変だ。

帰りの車中。ビールは静岡限定缶。

つま恋リゾートの最後の登り。急登の写真は臨場感が出にくい。

参加賞にタオルと新茶をいただきました。