何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

いぶすき菜の花マラソン2024 〜レース前半青空と菜の花と開門岳など〜

絶好の晴天。
大会ゲストの瀬古さんが日本中の青天を集めました。と言ってしまうくらいの雲一つ無い気持ちの良い空です。


気温も大きく上がる予想のようですが、まずは晴天に感謝。


スタート地点は大会会場の陸上競技場から少し離れた車道からになります。
スピーカーから会場にいるアナウンサーさんがランナーにインタビューする様子が流れたり、セレモニーでは瀬古さんがゲストランナーの川内優輝さんに今日は何分で走るの?なんて聞いたりして歴史ある大会ですがとても和やか空気感が感じられるのは鹿児島の南端の指宿という土地がなせる技でしょうか。


かくいう自分も本日の目標は前半を楽しんで後半はちゃんと走って気分良くゴールすることです。
最近は距離の練習はできてると思っているのでフルマラソンをイーブンペースで走れればまずは合格とします。


そして朝9時、スタート


池田湖、開聞岳の巡ってぐるっと1周するコースの序盤は市街地を抜けてゆきます。市街地から農業地域に景色が変わってきてほどなく、正面の山波の中に池田湖があるんだよなと思っていると登り坂が登場。まだ序盤だしペースを乱さずに登ってゆけば大丈夫と気持ちに余裕を持って取り組んでいたとこでガツンとくる急登が現れました。
マラソンコースに急登は付きものですが、割と真ん中あたりから後半での印象が強いので10km行かずにえいやと身体を持ち上げるようなのは珍しい気がします。


何回か交差点を過ぎて、商店や集落を通過してコースは池田湖へ向かう林道に入ってゆきます。途中でいくつもの生バンドの演奏が応援を盛り上げてくれました。TRAINーTRAIN、RUNNER、そしてロッキーのテーマ。ロッキーのテーマはシンセサイザーでお一人でしたが、音響から効果音からかなりの高スペックで迫力満点。生バンド応援大好きなので皆さんにこの場で感謝。


左右に蛇行する林道を登っていって、10km過ぎて池田湖に到着。直前が(おそらく)本コースの最高到達点なので気持ちよく降りながら池田湖畔に到着です。降りの途中で川内優輝さんのそっくりさんM高史さんに抜かれました。声も元気で速くて流石です。


池田湖畔は観光の方々の応援も混ざって賑やかです。そしてファンランの方々がここが終点となっています。
湖畔にはお土産屋さんなどのお店が並ぶほか、菜の花も植わっていてとても綺麗です。登ってくるのは大変ですが、こういう景色の中を走れるのもこの大会の魅力の一つだと感じました。


湖畔の綺麗な湖面


菜の花越しの開聞岳


思わず何度も立ち止まって写真を撮ってしまう池田湖畔を後にすると今度は正面に見える開聞岳に向かってゆきます。池田湖を過ぎるとコースは全体的に下りでほぼほぼずっと真正面に聳える開聞岳が徐々に大きくなってゆくのがわかります。


市街地に入ったところでコースが左(東側)に曲がってゆき右手に山を見ながら山裾を回ってゆく感じになります。
そして開聞岳が後ろ側に来て視界から消えて来るあたりが中間点になり、レースは後半戦となります。
(続き)



後ろに回った開聞岳にお別れの1枚

いぶすき菜の花マラソン2024 〜やって来ました南国 鹿児島指宿〜

鹿児島県指宿市。薩摩半島の南端にあって温泉、特に砂風呂が有名で温暖な気候の土地
そんな指宿市で毎年1月に開催されているいぶすき菜の花マラソンは前々からぜひ参加したいと思っていた大会です。


市民マラソンとしての歴史も古くて大会のホームページの紹介によると42年前の1982年に第一回大会が開催されて、その時の参加者は5km、10kmの部も含めて306名だったそうです。大会のオープンングセレモニーで瀬古さんが日本で一番古い大会と言っていました。確認はできなかったですが、現在も開催されている大会の中で市民大会として一番古く開催されているのかも知れません。


豪勢に指宿市内で前後泊としたかったのですが、遠征費用の事情もあって宿泊地は鹿児島市内としました。
大会当日朝の指宿までの移動は事前予約の特別バスのほかJRは臨時列車も出してくれています。ただいずれも朝5時台が主流となっているので前日の睡眠時間管理が重要となりそうです。


機材トラブルで当初予約した飛行域から出発が遅くなってしまったので、昼食は機内持ち込みの空弁で。


ホテルに荷物を置いてから天文館の商店街を軽くぶらぶら


一旦部屋に戻って明日の準備をしてから夕飯はアーケード内で見つけた美味しそうな居酒屋で。
焼酎の品揃えが良いですが、残念ながら今日は我慢です。


色々と美味しいものを出してくれましたが、一番インパクトあったのがこちら。
アジフライ・特大サイズ。たまたま取れたようなことをおっしゃってました。


食事後は翌日の朝食をコンビニで買ってホテルに戻って早々に就寝。


そして翌朝、予定通りに朝は4時起きと早起きをして公共交通機関が無いので当然のごとく徒歩で鹿児島中央駅に向かいました。まだ真っ暗な道中ちらほらと同じ目的地のランナーを見かけますが本当にごく僅かでこんなに早く出かける必要があったのかと少し不安になります。


それでも駅のホームにつくと始発の列車待ちのランナーと付き添いの方が、多分100名弱ほどはいたでしょうか。




やって来た5時24分の臨時列車は鮮やかな菜の花色でした。



無事に席を確保して指宿までは1時間強の旅になります。まだ暗いので景色を見るでも無く席に縮こまって過ごしました。


一駅手前の二月田で数人のランナーが降りましたが、その他全員が当たり前ですが終点指宿駅で下車します。
満員というほどでは無かった車内でしたが、ホームは降りた人でいっぱいになってしま程のこじんまりとした指宿駅です。


駅から会場までは臨時のバスが出ています。片道一人250円を払って会場まで約10分バスに揺られている間に空が明るくなってきました。


会場に到着すると早速キレイな菜の花が出迎えてくれました。



指宿陸上競技場とその周辺の各施設で構成された会場に到着すると既に出店も始まっていて、静かな暗い朝から一息に大会の雰囲気へ気持ちも盛り上がってきました。
会場には大会のテーマソングが流れ続けて盛り上げに更に貢献。(だいぶしばらく頭に残りました)


受付兼、更衣室兼、荷物置き場になっている体育館でビニールシートを広げて荷物おき場所を確保。着替えも済ませて準備万端。
はるばる東京からやって来ていよいよスタートラインが迫って来ました。


(続きます)



会場に置かれていた金栗杯。歴史を感じます。


夜明けのキレイな海でした。

山手線一周ラン 〜二度目の環走、微妙に外回り〜

12月末。毎年年末恒例にしているイベント系トレーニングランとして今回は山手線一周ランを行うことにしました。

山手線の1周は19年の夏と21年の年末にも走っているので今回で3回目のチャレンジとなり、そのうち19年夏は途中で断念して21年末は無事一周したので今回走り切ったら2回目の環走です。


神田駅近くのランニングステーションに荷物を預けてから歩いて東京駅へ向かい8時30分に出発



前回は東京駅から上野方面の反時計回りでしたが、今回は東京駅から南に向かう時計回り。山手線いうところの外回りの順番に進みます。

スタート直後1km程で最初の駅、有楽町駅へ到着



続いて同じく1km程で新橋駅に到着。この辺りは1駅1km前後のようです。



次の浜松町駅でモノレール駅ターミナルだった貿易センタービルが無くなってたのに驚き田町駅、高輪ゲートウェイ駅

へと向かいます。


線路沿いの道では新幹線がすぐ横を通過



高輪ゲートウェイで駅では2年前に走った時は広大な空き地だった駅前が巨大なビル建設ラッシュでまたまた驚いて次の品川駅へ

品川駅の少し先で箱根マラソンの中継で名前を覚えた八ツ山橋も発見



品川の次は大崎ではこの間が実は難所その1。ここまでほぼ真っ直ぐ南に進んできた線路は西(右)に向かって大きくカーブします。

東海道線などnそのまま南に向かう線路も多くあって、山手線の外側にはちょうど良い道がありません。しかしながら内側はというと住宅街で細い路地が格子状

になっていて線路沿いに進むことはできません。

前回、逆回りでコース探しに苦労したのでGoogleマップを見ながら慎重に進みました。


経験値がものを言ったか無事大崎駅に到着。なんと無く記念にゲートシティ大崎



大崎駅を抜けて外側に回り込んで五反田駅へ、こちら側(西口)はあまり馴染みが無いのでこういう機会にこれるのが楽しい



目黒から恵比寿までは内側周り。ちゃんと山手線沿いを走っています。



恵比寿駅では恵比寿像を記念に



だんだん昼近くなり人手が増えてきたところで渋谷に到着。渋谷駅は100年に1度の大工事真っ最中



モアイ像がこんなんになっていました。(スパイファミリーのアーニャ?)



スクランブル交差点も抜けていきます。(もちろん走れません)



渋谷の少し北代々木体育館。雲が切だったので思わず撮影。



続く原宿もかなりの人手。竹下通りは通らなくて済んだので助かりました。

そして代々木駅についたところで程よく空いていたプロントで昼食休憩をしたあとは巨大ターミナルの新宿駅に向かいます。


新宿駅は前回は東口側でしたが、今回は西口側を通過。渋谷ほどでは無いですがこちらも工事真っ最中。

新宿の象徴的ビルの一つコクーンタワー



そして、変わらぬ韓流人気で大混雑継続の新大久保から何だか混んでいる高田馬場、それよりは少し静かな目白と通過。

目白駅は雰囲気に個性が感じられます。



次は池袋ですが、この目白ー池袋ー大塚の間も前回道がわからず大回りをさせられた場所で難所2でしたが、線路西側を走ったら池袋までは難なく到着できました。



池フクロウの植木



池袋から大崎も線路が(今度は東に向かって)大きくカーブするので、地図を頼りに内側を走って無事大崎駅に到着

ここから巣鴨、駒込までは線路北側の住宅街の中を抜けてゆきますので引き続きルート選択に注意。


駒込駅の先には珍しい山手線で唯一の踏切



駒込から再び線路は南に向かって田端、西日暮里、日暮里と続きます。田端からは外側のルートを通過。

日暮里駅前の太田道灌像。日暮里の東口もあまり降りたことのない場所



正岡子規ゆかりの子規庵



鶯谷駅手前では怪しげなホテル街の真ん中を通過して上野駅に向かいます。

ここまで来ると馴染みと共にゴールが近づいてきた実感が湧きます。



年末なので超混雑のアメ横からは筋を数本外側にとって御徒町へ



秋葉原を超えた先の小さな橋。神田ふれあい橋。この橋の存在を知ったのは意外と最近。



神田駅を通過するといよいよゴールまではあと1駅で最後の一踏ん張り。


15時になるちょっと前、東京駅八重洲口に到着してゴール。約6時間半で二度目の環走達成!



ペースは元々ゆっくりの予定でしたが、走行距離43km。あまり迷うことなくスムーズに辿り着いた気がします。

初めて通った場所も多くて東京新発見の街ランといった感じで、過去2回よりだいぶ楽しく走れました。

トレーニングというよりも楽しみ優先で、機会とその気が出てきたらまた考えたいと思うかも知れません。



キレイに一周のガーミンが工程図できました。



ランニングステーションに帰ってシャワーを浴びて夕飯はやっぱり焼肉



ゴールの記念写真