諸国漫遊 走(RUN) 時々 山(WALK)

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

笠ヶ岳登山 〜雨だらけ、雷鳥に出会い〜

たかけん

8月の終わり、北アルプスの笠ヶ岳へ行きました.

北アルプスということで雄大な景色を期待していましたが、3日間ほぼ雨と少し残念な山登りとなってしまいました.


東京を夜出発して松本駅近くのカプセルホテルで一泊して翌朝、バスを乗り継いで麓の新穂高温泉に向かうプランです.

最初のバスに乗り込んだ時は曇り空でしたが、途中からパラパラと雨が降り出し、バスの乗り換えと地点の平湯温泉で突風を合図に大雨となり、その先のバスでは雷も鳴り出し、挙句に倒木が道路を塞いでしばらく立ち往生.中止にした方が良いかとうっすら考えながら新穂高温泉に到着.

到着時間が遅れたことと降り続く強い雨でこの日は当初予定していた鏡平小屋には向かわず手前のわさび平小屋に宿泊することに.

新穂高温泉から約1時間歩いてわさび平小屋に到着

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受付で明日は本当に行かれますか?と聞かれるほどの荒天で小屋は停滞した人や予定を変更した人などで(自分も含めて)急な宿泊者が多いのか結構な賑わいでした.小屋自体もお風呂や乾燥室と設備が整い、食事も充実しててとても快適だったのでまた何かの機会で使用したいなと思えました.

個室になっている寝所

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夕飯

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午後遅くになって時々雨は止んだりしましたが、明日にかけても天候は不安定なままで結局、翌日の出発やコースについては寝る瞬間まで決断できず、朝起きて決めようと就寝しました.


翌朝3時半に起きると雨は止んでいました.ぐずぐずしていると天気も気持ちも崩れそうなので黙々と準備を整えて暗い中わさび平小屋を出発.

笠ヶ岳山荘までそのまま笠新道で直接登ることも考えましたが、天気が不安だったので距離は長くなりますが途中に鏡平小屋がある小池新道から登ることにしました.


ヘッドライトを点灯して出発。車も通れる林道を進み30分ほどで奥丸山登山口分岐を通過して小池新道に入ります.

小池新道に入って道が細く急になりますが、徐々に空と周囲が明るくなってくると山にかか


った雲が少しずつ上に向かっているように見えてきてなんとなく天気が保つのではないかと期待させてくれます.

写真)?


1時間半ほどで休憩.途中通過した秩父沢のにはかなりしっかりとした橋がかかっており安心して渡ることができました.整備してくれた方々に感謝です.しばらくすると前日鏡平小屋に泊まられて降りてきた方々とすれ違い時に情報交換.前日の雨が凄くみなさんそれぞれに予定を変更している様子です.

7時過ぎに鏡平山荘へ到着.小屋の前にはベンチがありますが、雨なので誰もいません.トイレを借りて一服する間に小屋の前を通過した方は3名ほど下から上がってきたのは自分以外では1名だけでした.

小屋の写真)

池の写真)


鏡平山荘からは急騰を折り返しながら登り、登り切ると双六岳方面への分岐(弓折分岐と名

前がついていました)となる稜線に辿りつきます.天気が良ければ綺麗なパノラマが楽しめそうですが残念ながら雨で視界も自分がいる尾根筋のみ.

写真)?


最初の小ピークを超えた大ノマ乗越で昼食のお弁当

思ったよりも天気が安定してくれそうなので、予定の笠ヶ岳山荘を目指すことができそうで

少しほっとします.

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お花が終わったあとのチングルマが可愛らしい

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この日は数回登山道に出てきた雷鳥に遭遇しました.天気が悪い方がよく出てくると聞いた

気がしますが真偽はわかりません.

パッと見た目の大きさはそれほど変わらないのですが、どうやら親子っぽい感じで毎回複数羽で見かけました.

距離が離れてしまうと片方が低い声で呼ぶように鳴いて、それに応えるようにもう片方が高い声で鳴いていて、邪魔をして失礼しますと思いながらそばを通過しました.

写真)


尾根に出てから約3時間かけて大ノマ岳、秩父平、抜戸岳、超えていきます.

途中の秩父平は晴れたらよりきれいそうな場所ですがヤマップの情報でクマを見かけたマークがありそそくさと通過です.


稜線歩きも天気はこんな感じが続きます.



残りがいよいよ笠ヶ岳への登りになって.高山らしい岩場の登山道が多くなってきます.


山小屋手前のキャンプ場からの最後は岩ゴロゴロの急騰

スグソコのペンキからが結構きつい.


無事、笠ヶ岳山荘に到着.

総計8時間の長い1日となりました.



この日の小屋は天候の影響でキャンセルが多かったらしく、宿泊客は全部で10名に満たないほどとのこと.

受付をして荷物を解いてゆっくりしようかと思っていると小屋の外が明るくなってきたので急遽頂上を目指すことに.

頂上までは15分ほど.いい感じに飛田側の景色が見えるくらいまでは晴れてくれました.


笠ヶ岳山荘の周囲の様子が見下ろせるようになりました.


残念ながら、槍・穂高は見えなかったなと思っていたら、夕食の後に徐々に雲が取れで日没寸前でやっとこさ拝むことができました.

雲が切れる寸前の槍ヶ岳

槍から穂高までの稜線



翌 3日目、頂上で朝日を拝める時間に起床しましたが、またしても天候は雨でした.しかも昨日より悪化しています.

前日頂上には登れたので、天候の回復を待たずに早々に下山することにしました.

途中、抜戸岳に登ってからは笠新道をひたすら降下.前日よりはっきりとした雨が続き.休憩の回数も減らして無心で降り続けて6時間弱で新穂高温泉に到着.



行動中はほぼずっと雨ながら、3日間のうち晴れ間が見えたのは頂上付近だけだと思えば運が良かった方かもと前向きに捉えて温泉に浸かって帰途につきました.

東京エクストリームウォーク2026 〜ワクワクが疲労に勝るゴール〜

たかけん

いよいよ最後のチェックポイントとなるCP5は距離にして86km地点。

おにぎりをいただいてベンチに腰掛けて休憩。深夜だからか休憩している方々は静かな印象で、公園に漂う空気には参加者の疲労が吸い込まれている感じがします。

休憩しながら、靴を脱いで擦れている足の踵側面を確かめてみると2cmくらいの立派な水ぶくれができていました。歩いているうちに破けるとかなり厄介そうなので、針を使って水を出し絆創膏を貼ってずれないように上からテーピングで固めてみました。


足の治療を終えて最後のCPを出発。残りはいよいよ14kmほど。当初の歩き始めからするとものすごく残りの距離が減った実感があります。いつしか雨も上がっていました。


あと一踏ん張りと思うとラストスパートをしたくなるのかCP5を出発した直後は早歩きのようにかなりペースの早い方もいました。そんなにスピードを上げても残り10数キロ続けられるほど甘くなさそうなので、基本はマイペースを保ちますがそれでもちょっと少しだけ早めのペース。


品川の街が遠くに見えてきて時刻は4時を回って少しずつ空が明るくなってきます。水ぶくれの処置をした足はお陰様で順調で、絆創膏の剥がれどめに使ったテーピングで足首に巻いたものが追加効果で足首の疲労も軽減してくれている気がします。最終盤でびっこを引いた様な歩き方になっている人もいましたが、多分そこまではひどい歩き方にはなっていなかったろうと思います。


すっかり明るくなって品川駅前を通過して90km。そのまままっすぐ山手線に沿っていくのかと思っていたところ札の辻の交差点で左に折れます。

朝方で少し冷えたのかトイレを探して少し早歩き。どこかのビルとかに入れないかと見回しながら歩いて2軒目のコンビニでトイレ休憩。都心はこの点が少し不便です。


休憩を終えてそのまままっすぐに進むと正面に東京タワーがそびえます。都心部の景色のハイライト。そのまま芝公園裏の道を抜けて、今一つ馴染みの薄いビル群を抜けた先の交差点で95km。


残りは5km。普通に歩くとなるとだいぶ遠いと感じますが、ここまで通過した距離からするとほんの僅かのようにも感じられます。実際、走り出してしまう若い参加者もいましたが、都心だと信号が多くてあまり効果はなさそうです。


新橋駅前を6時に通過。そして芝離宮前を越えて築地大橋へ。築地大橋は2018年に完成した隅田川にかかる最も東京湾寄りの橋です。普段からよく目にしているのに渡るのは多分初めて。歩道も道幅も広くて綺麗な橋です。

築地大橋を越えると97kmで残り3km。大会スタッフ(もしかすると先にゴールした参加者だったかも)からあと橋3つ越えるとゴールですとの声。大きい橋は登り下りが長くて大変ですが、ここまで来るとゴールが近づいた嬉しさが上回っていてあまり気にならなかった気がします。


晴海のおしゃれな街中であと2km。豊洲市場前の交差点であと1km。最後の富士見橋を渡りながら右手にゴールの有明アーバンスポーツパークが見えてきます。


橋を下り切ったところで、スタート地点のDJさんが出迎えてくれました。最後は屋根付きの100m陸上トラックでゴール。たくさんの方々が手を叩いてくれて自然と笑顔になってゴールテープを切りました。


乾燥症と記念のTシャツをいただいてから記念写真を撮った後は会場の陸上トラック上でしばし放心状態。横になって寝入っている人もいます。スタートする前は夜通し歩くなんて、歩きながら眠くなってしまうのではなどとも思いましたが、意外とそんなことにはならず、ゴールしてそばで寝ている人を見て急に眠気が湧いてきそうな感じです。


ゴールタイムは21時間40分。22時間を切るという予想以上に早くゴールができました。

スタート前からどんなふうになるんだろうとか、最後まで行けるのだろうかとか不安や心配が溢れた競技に参加するのはかなり久しぶりな感覚でしたが、CPの運営の方やコースの途中案内してくれるスタッフの方々のおかげで楽しく歩くことができたと思います。ゴールもできてとても満足。充実したいい経験ができました。感謝


東京エクストリームウォーク2026 〜グイグイと夜中中歩いて第5CP到着〜

たかけん

CP3は距離にして約54km地点。スタートから約11時間ちょっとなので、目標の24時間以内のペースでは歩けていてちょっとだけ安心。

ランチパックとお菓子の横浜ハーバーをいただいて芝生の上で休憩。まだ8時半ですが、すっかり暗くなっていて主催者が用意してくれた灯りの近くに集まっているともうだいぶ深夜みたいな感じ。気温も下がってきたのでホットコーヒーがいただけたのがとてもありがたいです。


9時ごろの再出発。スタート時にヘッドランプをつけるよう指示があります。

ここまででちょっとだけわかってきたのは、歩くペースよりも休憩の回数とその時間。コンビニに寄ってなんやかんやと15分あっという間に経ってしまい、その間に1kmくらいは歩けてしまいますが、逆に歩くスピードを上げて15分を縮めようとするとかなり大変です。

次のCPまでは約13kmということでここは休憩なしで挑むことにします。


国道に戻ってすぐ55kmを通過。高速道路の下を通ったり電車の線路近くを通ったりしますが、今一つどの辺りを歩いているのかよくわかりません。二股の分かれ道を右に曲がりますが直前の道路標識では右は鎌倉方面になっていてなんだか近づいている感じがしなくて変な感じです。


やがて賑やかな街中に入って来たなと思ったら京急線の保土ヶ谷駅前を通過。すぐ先で左に曲がって横浜商業高校、通称Y高前を通って60kmも通過。

そしてさらに右・左と曲がって大きいビルが増えて都会感が出てきた道路を進んで、やがて左手に横浜スタジアム、その後すぐ中華街前を通過。横浜にやってきた、と足取りも軽くなってきたところで大さん橋手前で階段を上がると、眼前にみなとみらいの夜景が広がって気持ち大盛り上がり。

まだ10時台なので待ちゆく人も多い中、赤レンガ倉庫前や汽車道、日本丸を眺めて観光気分で歩いている途中で65kmを通過。

そしてみなとみらいを抜けて横浜駅近くのポートサイド公園に設置された第4チェックポイント(CP4)に到着。CP4は距離にして67km。残りもいよいよ3分の1となりました。


こちらではカップラーメンをいただけました。持ち帰るという選択肢は食べたい欲求に一瞬で押し切られます。お湯を注いで芝生の上で待つ間、靴の中で足が擦れ始めていたので靴下を脱いでワセリンをしっかりと塗り直して靴下も交換しました。靴下は気分の問題ですが、なんとなくリフレッシュします。

食べている途中で雨がポツポツと降ってきて、酷くならないでくださいと祈りながら食べ終えて早々に出発。


しばらくは高速道路と東海道線に挟まれた広い国道15号(第一京浜道路)沿いを進みます。傘を刺している人もいますが、まだ雨足は雨具なしでも大丈夫なほどで助かります。ほどなく70kmを通過。


時間も13時を回って流石に競技参加者以外ではほとんど歩いている人を見かけなくなりました。深夜にライトをつけて歩いている自分たちの方が奇妙な人々なのですが、この時間に普通に歩いている一般の方々をみるとついどういうシチュエーションだろうと興味をそそられてしまいます。


やがて鶴見大橋を越えて75kmを通過して川崎市に入ります。CP4から歩き始めて約2時間なので小休止。コンビニでトイレを借りて軽食を購入。ほんと深夜に開いていてくれて助かります。コンビニがなかったらこの大会は成立するのだろうかと思ってしまいます。


そしていよいよ多摩川に掛かる六郷橋にやってきます。渡りきると東京都に突入です。橋の真ん中で腕時計をみると2時10分、歩き始めて17時間で神奈川県をほぼ横断いたしました。


六郷橋を渡り切るとほどなく80kmを通過。ありがたいことに雨はそれほど強くならないでいてくれます。ただ靴の中、右足踵付近の側面で擦れている感覚はだんだんと痛みになってきて次の休憩では処置が必要な感じになってきました。


京浜急行線沿いを北上して京急蒲田駅、平和島駅と大きな駅の前を通過して85km。

スタッフの方に促されて広い道ぞいに何度か道を渡って曲がってして最後のチェックポイント鈴ヶ森児童遊園(CP5)に到着。