何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

防府読売マラソン2019 その2 ~長い旅時の果てのランは~

大会当日。朝は6時半起床。
普段の日曜よりゆっくりと起きだして、7時ごろにホテル1階のバイキングで朝食。


12時スタートに合わせるのは初めてなので正直どの程度食べたらよいかわからず、あと前日夕飯に白飯おかわりし過ぎて、白ご飯にちょっと飽きてしまいパンに逃げる。


周りは本格派(に見える気がする)ランナーだらけなので、せっかくだからみなさん何食べているのかちらっとのぞき見するとご飯に味噌汁が多くて意外と普通だけどサラダとコーヒーはとても少ない印象。
自分はパンを選んでしまったのとスタート前のお通じを考えてサラダ山盛り目。
(これは吉なのか)



8時45分にロビーに集合して本日もまたまた師匠のお世話になり車で会場に向かいます。
ロビーで待っているとアフリカ系のランナーが前を通り過ぎる。細くて背が高い(!)
そしてサンダル履き。あれで電車に乗ってきた訳じゃあないのだろうけれど気になる。


9時ごろに会場着。
前日の曇天と打って変わって晴れ晴れ。寒い天気を予想していたけど、だいぶ気温上がりそうな雰囲気ぷんぷん。


スタートまで3時間ありますが、意識高い系のランナーが多く会場はどんどん人で埋まってゆきます。
師匠がアップに向かう中も、慣れないことをしてはとひたすらに柔軟体操とトイレの往復をしながらランナー控室で時間を過ごします。


緊張感のある雰囲気と4時間の制限タイムに弱気の虫が出て師匠に「収容車で帰るの遅そうな場合は荷物を会場に置いていってください」と訴えたところ「大丈夫だから。それにお互い様だよ」と励ましていただきいたく感動。



スタートが近づいて表に出ると、青天の下ランナーがあふれるのいつもの光景に不思議と落ち着きが出てきます。
スタートブロックがゼッケンナンバー順(申告タイム順)なのは他の大会でも同じですが、ブロックが100番ずつに区切られているのがシビアな印象。
(全員がサブフォーなので後ろの方は1ブロックで1分ほどの差しかないことになるような。)


男性の最後は3000番台なので2800番台の自分はかなり最終盤。同じブロックだとむしろ女性の方がみんな速そうに見えます。



簡単な挨拶のあといよいよスタート。号砲は聞こえませんでしたが、花火が打ちあがります。


今年からスタート位置が陸上競技場の外の道路になって混雑緩和したとのこと。なのでスタートラインを超えると道路も広くなり走りやすいです。
同レベルの人たちと同じ位置のスタートでも、多くのランナーがベストを狙ってくるような大会なので、かなり周囲のペースにつられてオーバーになるのではと心配しましたが、序盤の4kmは 5:15 、 5:11 、 5:14 、 5:25 とほぼ予定のペース。 うまく抑えられたというよりはアップをしていないので、体調のまま入ったらこうなったという感じ。


給水所はやや混みだけど、止まらなければいけないほどの混雑ではなく走りながらペースを落とさずにとれるほど。
最初にエリートの個人用、次に一般ランナーの個人用、そのあとにゼネラルのスポーツ飲料、水と4段構えの給水所。


今日は暑くなりそうなので確実にスポーツ飲料と水は取りたいところですが、最後方のためお水の提供が追いついておらず若干の不安が。



序盤のコースは港近くの工場地帯なので応援はいないかと思ったら、全国都道府県の名前入りののぼりを持った人たちの応援が。この秋の田沢湖でとりあえず(ランとは関係なく)全部の都道府県に行ったななどと考えながら声援に応えたりしてみました。


5kmから10kmは 5:05 、 5:05 、 5:06 、 4:58 、 5:10 、 5:07
こちらも想定のタイム通り。できればこのまま半分まで行きたいところ。


コースは7kmで一旦スタートのソルトアリーナ前にもどり、一旦街中へ。
街中を小さく1周して再びの工場地帯に帰ってゆきます。


2度折れ曲がってからの直線が長く感じられるとこでしたが、前日の試走で分かっていたので動揺もなく、車とはいえ試走の効果を感じます。


まずまずのスタートを切ったところで続きます。



青空の下、駐車場




会場ランナー控室

防府読売マラソン2019 その1 〜長い旅時の果てのランは~

防府読売マラソンはテレビとかで見る、琵琶湖毎日や別府大分といった類の本物のランナーが出る大会。というのがイメージでした。


数年前に一般ランナーも出れると聞いて以来、それならばいつか走ろうと思いつつ、今シーズンになっていよいよ参加を決めました。


シンプルなホームページに茶封筒の質素な参加案内には遊びの要素は無く、自分のようなタイムより楽しみに気持ちが寄ったランナーは場違いなのではと不安もよぎります。



大会前日に移動開始。
東京駅から新山口駅まで新幹線で4時間半!!
新幹線で行く生涯で最も遠い場所なのではないだろうか。


東京駅では満席の車内は京都、大阪と徐々に空いてゆき、3列シートが自分一人となった岡山手前で駅弁の昼食をとり、新山口で新幹線を下ります。


新山口駅から先はランナーが多数乗り込んだ在来線に乗換えて約15分。防府駅まで3駅ゆられてようやく到着。総工程5時間50分。遠かった。


防府駅で師匠夫婦と合流して車で受付会場まで乗せていってもらいました。
会場はソルトアリーナ。塩?と思いましたが、この辺りがかつて塩田だったことから取ったネーミングの由来だそうです。



受付にはスポンサーブースや大型の売店や派手なイベントも無し。スポーツ大会、いや小学校の時に出た陸上競技大会の雰囲気は確かこんなだった。


QRコードを使用した初めて見る受付のあとはゼッケンと参加賞の受取。
参加賞は50周年記念ロゴ入りポンチョ。珍しいけどとても実用的。雨避けにも着替えの時にもレジャーシートとしても使用可能。


そして50周年ロゴ入り。
50年! 自分の年齢と1つしか変わらず。そしてこれまで出た大会では愛媛の次にくる歴史の長さ。重みを感じます。



受付後は再び師匠の車に乗せていただき、明日のルートを試走。
地図で見て想像した以上に平坦で広くて走りやすそうなコース、だけど直線が長くて遠くまで見渡せることが多くて気を紛らわしにくそう。タイムを狙うには良さそうだけと調子を崩した時は精神的に辛そうと思いました。


師匠からのアドバイスは26kmから33kmの緩くカーブした長い往復路をしっかりと気持ちよく走れるかどうか。
最近の自分の課題は残り10kmなので、確かにここを気分よく走りたいところ。



試走(車)を終えて宿泊のホテルへ。この日のホテルも師匠にとっていただきました。
本当に感謝です。
元々は防府駅周辺に宿が見つからず、広島から朝移動しようと計画していたところ、先日の大阪マラソン(応援)の時に師匠が予約しているホテルに空きを聞いてくれたもの。
本当に何から何までお世話になりっぱなし。



駅近のルートインは温泉もついていて最高です。
甘えついでに夕飯も一緒にさせていただき、たっぷり白飯詰め込んで本日の準備は完了。


不慣れな土地で随分とお世話になり、ありがとうの思いを伝える言葉が足りないのが本当に申し訳ないほ位感謝いたします。



明日は12時スタートな事もあり、朝の慌ただしさを考えることなく普段より少しリラックスした状態で就寝。


緊張感のある大会のはずなのに、なんか時間に全体的に余裕があって不思議な感じです。


(続く)



防府駅を降りると横断幕が迎えてくれます。
50周年が誇らしい。



ホテルの部屋に折り鶴。明日の健闘の祈ってくれるかな。



ソルトアリーナ

大阪マラソン2019応援記

2019年の大阪マラソンは落選でした。


ただ、相棒のみわこさんが当選となりまいたので、今回は応援のみでの参加になりました。


日程は土日月の3日間。土曜の午前中に新幹線で移動してからインテックス大阪で受付&エキスポ会場散策&夕食はお好み焼きで過ごしました。。



翌日、朝7時に集合して久しぶりの方や初めての方々と交流してから、実際に走る方々とは別れて応援ポイントに向かいました。




最初の目的地は公会堂前、去年までのコースでは14km付近でしたが今年の新コースでは5km手前です。
ここでは会社の応援隊がいるので合流します。


時間がまだ早いのか、9時前に合流した時点では観客はまだまばら。
9時過ぎて徐々に人が増えてきましたが、昨年走る側から見た印象よりはだいぶ空いています。やはり時間が速いからか。


グリコのイベントカーが来ていたので、待っている間に写真を撮ってもらいプリッツを貰いました。



スタート時間を過ぎて最初にやってきたのは車いすマラソン。
どうやってコーナーを曲がるのかと思うくらいめちゃ速い。


続いてトップ集団。全員アフリカ系。細くて背が高くて脚が長い。ゆったり走っているみたいに見えるけどこれまたとても速い。


徐々にランナーも応援も増えて来て、知人のランナーたちが次々通り過ぎてゆきます。
今年はウェーブスタートなので、最後まで待っていると時間がかかってしまうため、みわこさんを見送ってしばらくしてから応援の皆さんと離れて単独行動に。



最初に目指したのは 16km付近 。 地下鉄を乗り継いで千日前線の桜川駅に向かいます。
ここで威力を発揮するのは昨日のうちに購入した2dayチケット。2日間地下鉄乗り放題1000円。今日は終日地下鉄使い切るつもり。




地下鉄駅から出ると既に応援は鈴なり状態。何とか場所を確保したけど、千日前通りは道路自体がひろくて、なおかつランナーの走るところまで5mくらい離されていてハイタッチはできません。
離れているので結構声を張り上げないと走っている人に気づいてもらうのが難しいです。


少しでも目立つかなと、昨日応援グッズ用に募金をしてもらった紫色の軍手(手のひらに「go」と書いてある)も準備。



ただ、スマホでランナーの位置を確認して、応援ボードを掲げたり、軍手を着けたり外したり、そしていざランナーが来たらスマホをカメラに切り替えて、気づいてもらう為に大声出して手を振ってたら、シャッター押し損ねたりで、忙しい!難しい!思うようにいかない!


取り敢えず、目標のメンバーをある程度見送った後は道路を渡った反対側で折り返してきたメンバーを再び迎えようと思い移動。
しかしここで問題発生。道路(なにわ筋)を渡れない。地下鉄の駅は繋がっていなかったのが想定外。


大会のスタッフの方に聞いてみると南に3km行ったところの歩道橋しかないとか。
往復6km。ランナーより早く走らないと追いつけない距離。


仕方なく再度地下鉄に乗って一駅隣のなんばまで一旦戻ってなんとか何人か応援に間に合いました。


続けて移動した次のポイントは鶴橋駅前。地上に出るとほんのりと焼き肉の香り。
このあたりはもう30km付近なのでだいぶランナーたちがばらけてきたので見つけやすくなりました。
選手との距離も近くなりハイタッチや握手も可。


みわこさんとその前後のランナーの皆さんを見送って最後の地点へ。朝集合した際に応援隊の方々から行くと聞いていた36km付近へ。


自転車を道路の反対側まで地下道を運んでいるボランティアの人たちもだいぶ息が上がっていました。最近の電動自転車は重たいし、さすがに朝からだと疲れたんでしょう。お疲れ様です。



最終ポイントと決めた36km付近。ついた直後は思ったより空いているなと思ったのですが、続々と混んできました。


伺っていた応援隊の方々には会えませんでしたが、5km地点で一緒だった会社の応援団に合流しました。


最後なのでしっかり声を出してゆこう。
多い人は5回目の応援。「何回現れるんだ!」と逆に叫ばれてしまいました。
うん、見ようによっては軽いストーカー。


ひとしきりの知人・友人やアナウンサーさん、コブクロの小淵さんを見送ってから大阪城へ移動。



小淵さんが来るのに合わせて宣伝のトラックが反対車線をゆっくりと下っていった。


地下鉄に乗る前に最後の応援。だいぶ遅れてしまった会社の同期君を待っている間、手書きのカード「苦しかったら笑え!」を出して辛そうな人に声をかけます。


反応してくれる人や笑ってくれる人さまざま。みなさんの力になったらいいなとの思いは伝わったかな。



大阪城公園でゴール後のみわこさんと合流して本日のミッション終了。
一旦ホテルに帰ってから打ち上げに参加させていただきました。


打ち上げを企画いただきましたサトさんМさん大変なのに本当にありがとうございました。



散々に飲んでしゃべって、タコ焼き焼いて楽しみました。




終わってみれば、今日一日で2万歩も歩いていました。