何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

いわて盛岡シティマラソン2022 ~②大会当日、42kmはやっぱり長かった~

朝、ホテルの窓から外をのぞくと見事な靄(もや)。
でも雨は降っておらずひとまずは安心。


朝靄の北上川


朝食バイキングは開始10分前に行ったらすでに開場済み。少し並んで店内に入ると気合の入ったランナーのみなさんが多数。
目の前で焼いてくれる目玉焼きやフレンチトーストのほかに冷麺、じゃじゃ麺、ひっつみ汁などの名物に海鮮丼まである。
大会当日の朝はたくさん食べてOKと都合よく考えてあれやこれやいただく。少し食べ過ぎな間もありますがとりあえず満足。



スタート開場は盛岡城跡公園で駅から徒歩で20分位。アップがてら歩いて向かいます。


健康チェックの緑のリストバンドを見せてランナーエリアへ。
トイレ、荷物預け、そしてもう一度トイレと順調に準備を澄ましてスタートブロックへ。


スタートブロックは公園脇の車道。今日は約4000人のランナーが参加とのこと。
よく見た光景に走り切れるかの不安はあるけど意外と緊張は無い


大会主催の挨拶やゲスト紹介やらのスタートセレモニーが終了していよいよスタート。ドン


周りの雰囲気に合わせてスタートライン付近で手を振り、まずは街中を東へ。旧岩手銀行の赤煉瓦館の前を通り商店街をしばらく行って折り返し。
スピードは抑えて無理せずにと思っていたら5分半ほど。ペースとしては4時間でゴールするための5分40秒を一応の目安にすることに。


5kmほどでコースは駅周辺から離れて大きな橋を渡り広いバイパス道路に入ります。
この先は8km付近で折り返しなので早くも先頭ランナーとすれ違う。


5.9kmで最初の給水。今日は無理せず停まっていただきます。
やがて最初の折り返し、少し前を行くみわこさんと折り返し直前ですれ違う。順調そうだ。


折り返して橋までもどってくるとコースは左に折れて川沿いの道に。
12km付近でフィニッシュ地点のある賑やかな公園の中を抜けてからコースは住宅街やりんご畑の中の狭目の道に変ってゆきます。


17kmを過ぎて3度目の折り返し。ここまで5分20秒前後のペースなのでまずまず順調なタイムだけど、体感的に1kmの間隔が長く感じてしまうのは今一つ調子が良くないかも。
実際に朝食を食べ過ぎたのか胃がげぽげぽいっているし、4時間のペースランナーが徐々に遠ざかっている。キロのラップだと近づくはずなのだけど無理に追いつく気にもなれない。


コース図では17km付近から徐々に登っているが、半分を21km超えたあたりからはっきりとした登りになってくる。
お腹(胃)の調子がどうもよろしくなく、せっかく出していただいている給食が食べられる気がしない。お腹が危険な感じになる前に早めにトイレに行っとこう考えて22km過ぎでトイレ休憩。


自分でも切羽詰まる前にトイレにゆくのは珍しい。タイム的には約4分ロスしたので4時間切が遠ざかってしまったけど仕方がないか。


あまりすっきりとした感じにはならないけど身体はしっかり動きそうなのでラン再開。
そして直後の25km付近からは強烈な上り坂。


コース図では1kmほどで50m上昇するほぼ垂直な線でした。


なぜだか登りになると絶対に止まりたくないと気持ちが入り歩いている人たちを抜かしにかかりますが、ペースはそれほど格好よくは上がっていません。


とにかく止まらずに登りきると雫石川、御所湖、繁大橋の景色が見えてきます。
湖沿いの緑が豊富な道を温泉街に向かうコースは途中で鉄橋などもあり今回のメインと言った感じでしょうか。軽快に走れたらさぞ爽快かと。


繁大橋の手前で4回目の折り返し。ここは約28km地点の大会最西端なので大会全体の折り返しのような感じです。


30km付近で再度登り返してからは来る時とは真逆の急な下り坂。気持ちよく駆け抜けたいところですが、脚が持たなくなってきているのでブレーキをかけない程度に早めのペースで下ります。


この先が最後の10kmもう普通に走ってもキロ6分手前のペースでしか走れないほど腿裏が突っ張ってしまっていて、給水時に停止していたのに加えて34kmではストレッチをするために停止。
ストレッチした後に身体を上げると少し貧血でフラっとする。胃は相変わらずなのでジェルとブドウ糖飴を舐めながらスローペースで先へ。


終盤は1kmごとに止まってしまったので、最後くらいはと40kmからは止まらずにゴールすると決めて走り切る。
応援の方々には手は降らずとも愛想よくしていたつもりでしたが、最後は全く余裕なくゴール前の鈴なりの応援の中は苦悶の表情で走り抜けてしまいました。


長かった。そしてきつかった。
タイムは4時間16分ほど。 だけど楽しかった。
ゴールできてよかったし来てよかった。



この日のランナービブス(背中側)

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