何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

富士山マラソン2022 〜④レース後雑記~

ゴールした後はタオル、メダル、水、バナナにアミノバイタルをいただき荷物を受けてとりへ。記録証はあとからネットでダウンロードとのこと。
臙脂色のタオルと富士山型のメダルは参加賞のカーキ色のTシャツに続きセンスが良いと感じます。


富士山型のメダルは自立します



ランナーチップにも模様がありこちらも記念になります



荷物受け取りに向かう途中でランナーズさんのインタビューを初めて受けました。とても楽しかったと伝えたかったけど、あまり気の利いた言葉が出てこなかったので多分採用は無さそう。



荷物を受け取ってから着替えは周辺のお店が場所を提供してくれています。ゼッケンごとに指定されたお店があり、自分のナンバーのお店に行って指定された階に行くと広い食堂でした。 外の湖畔で着替えている人も多かったので200人くらいは入れそうなお店を利用しているのはまだ数人ととても空いていて不思議な感じでした。



河口湖の景色を眺めながらテーブルと椅子をお借りして着替えをしました。



着替えたのちみわこさんと合流してお風呂に向かうことに。
ちなみにみわこさんも気分よく走れたとのこと。3時間54分台(ネット)と目標の4時間を切ったのと景色と天気で気分よく走れたとご機嫌でした。


スタート前。今日のレースが良いものになる予感


お風呂は当初は河口湖駅発着の送迎バスを使って少し離れた場所まで行くつもりでしたが、
特急列車の予約できる席がすべて満席との事。予定を変更して駅前の立ち寄り湯をやっているホテルへ急いで入って、普通列車でゆっくりと帰ることに。


河口湖駅からも富士山はきれいでした


河口湖駅からは普通列車に乗りましたが列車はランナーだけでなく国内外からの観光客や途中駅の学生さんなどもいらっしゃって大混雑でした。
河口湖駅から大月駅まで約1時間立ちっぱなしはさすがに少し疲れました。


河口湖町の信号機には富士山の飾りがついてます



河口湖町は広い湖で道路が限られるので多くのランナーが来て交通渋滞が生まれそうなマラソン大会は地元の人に良く思われない面もあるのではと思ったりもしましたが、ちゃんと街のお祭りになっていて、更に海外からの観光客も多くてとてもいい雰囲気と思いました。


ぜひ今後も長く続いて欲しく、そして人にお勧めをしたい大会です。


富士山マラソン2022 〜③後半戦 そろそろしっかり走ろう~

河口湖をぐるっと周ってきた富士山マラソンのコースは中間地点を超えてから一旦河口湖を離れて西湖へと向かいます。


そして後半のしょっぱなに待ち構えるのは標高差150mを1.5kmほどで一気にあがる急な上り坂。河口湖から西向きに右折すると目の前に見える坂は一目で急だとわかる存在感。
マグオンのショットを注入していざと向かいます。


上り坂はどういう訳か妙にテンションが上がるので嫌いではないのですが、ここの坂はかなり強力。
どうにか止まらず登り続ける為に歩幅を極端に狭く(体感は50cm?)してピッチを保ちますが、息は上がるしスピードはダダ落ち。
たまらず歩くランナーたちを追い抜きますが、4時間15分のペースランナーにはするりと抜かれてしまいます。(って4時間15分はホントにあんなに速くないとダメなのか?)


上り坂は蛇行しても急傾斜を保ちつつトンネルで頂上を迎えます。
途中でものすごいスピードで駆け下りてくるトップランナーとすれ違いました。皆さん給食の巨大な黒こっぺに目もくれず(当たり前だけど)駆け抜けてゆき、格好良くてうらやましい。



トンネルを超えて緩やかに下ると二つ目の富士五湖・西湖に到着。西湖では反時計回りにきっちり1周することになります。


北岸を西向きに進む湖畔沿いの道は緩やかな蛇行とアップダウンを繰り返しますが、穏やかで風紋もない静かな湖面と見える範囲に建物が無い自然豊かな風景の組み合わせは富士山がでんと構える河口湖とまた違った素敵な景色です。


南を向くと尾根の向こうに富士山が頭を出していました。



思わず写真と撮ると先ほど抜いた4時間15分ペーサーにまたしても抜かれてしまいます。
距離はいよいよ25kmを超えているのでそろそろしっかり走らねば。


西湖の最奥まで行くと湖畔を離れて内陸に入り少し登り坂を頑張ると野外博物館の西湖いやしの里へ到達。この辺りがスタート地点から最も遠い実質の折り返し点。距離は約28km。いよいよ残りは3分の1。


気持ちを改めて入れ直し、まずはずっと前後を行ったり来たりしていた4時間15分から離れることにしてペースを上げる。
コースは森の中を緩やかに下っていてペースアップをしていることもあり気持ちが良く、30kmの壁が少し楽に感じられるのがありがたい。


いたずらにペースを上げず、最近の練習で思いついた呼吸を乱さない程度のピッチで着地のリズムを一定に保つことを意識。
30km過ぎの給食では2度目のアミノバイタルの提供に感激。


そして再び西湖を望む湖畔の道に出たあたりから緩やかなアップダウン。景色は抜群ですがもう写真は我慢して走りに集中。


そして何度かカーブを繰り返した後に西湖の入り口(!)のトンネルに続く道に到着してここで西湖をちょうど1周。距離は約34km。



坂を上ってトンネルを超えると来る時とは逆になる急坂下りの始まりですが、始まり地点に給水と給食施設があり、名物給食の黒こっぺが待っています。
あらためて見るとフルサイズででかい。


途中ちぎりながら食べる方法もあるけどと逡巡していると「ぜひ持って行ってください」と言われてしまったので、持って走るかと1ついただく。
最初は手に持って走っていたが、だんだん邪魔になり最後は腰に巻いたスマホカメラ用のスラップベルトに刺して走ることに。


結局、最後まで食べなかったのでお土産になりました。


急坂下りはスピードに乗って楽ちんで楽しいけど転びそうで怖くてあっという間(な感じ)で終了。


下りきって再び河口湖にぶつかって右折して南岸を東進。いよいよ残りは6km。だいぶ脚にきているので気持ちで思うほどスピードが上がっていない。給水所での停止時間が徐々に長くなっていく。


残り4km手前からはスタートして7~8kmで通っている道に戻ってくる。
この辺りは紅葉がとてもきれい。


だいぶ余裕はなくなってきていて、時計でペースを確認したくなる。だけど見たら逆効果だとも感じて見ない。今日は終始見ないで走っている。


腰に刺した黒こっぺがベルトを締めてお腹が痛くなりちょっと歩き、そして走りなおす。
全走では腿裏の筋肉が痛み出したが今日は大丈夫。


残り1.5km。ここからは昨日から3度目の景色。正面に富士山が再び。
バス通りに戻ると道路両脇に沢山応援の方々がいてフィナーレ間近。
最後は道路から湖畔広場へ道をそれて100mほど(感覚)でゴール。


タイムはグロス4時間7分8秒(ネット5分30秒)


4時間を切ることはできなかったけど、最後まで走りきれた感じがあったのでとても満足感はかなり上昇。



トレーニングの効果なのかあるいは前半だいぶ写真撮影で止まったからなのか、体力がもってくれて穏やかな天候と素晴らしい景色で終始気持ちよく走れました。
素敵な大会との出会いに感謝です。


ありがとうございました。



コース途中で撮った富士山と紅葉の写真。構図に迷う(って何やってるのだと少し思う)


河口湖と西湖の周りに綺麗にラインが引けました

富士山マラソン2022 〜②快晴の空、気持ち良し〜

前日の天気予報のとおり、朝から空はど快晴。


宿でコンビニおにぎり中心の朝食を食べて準備を整えて出発。
ただ、建物内のどこにもスタッフの姿が見つからず。さてどうしたものかと考えたすえ、既に予約時点でカード払い済だったので仕方なく部屋に鍵を置いてゆくことに。
同じように鍵をどうするか迷っていた方と話をしたところ、タイからのいらしたランナーでした。


徒歩でスタート地点会場の河口湖畔へ。駅から歩いても15分位となかなか便利が良い。
会場に到着してランナーエリアに入ると、「スタート30分前までに食べてください」との言葉に添えてアミノバイタルのジュレと粉末1包が全員にプレゼント。ありがたや


出店エリアを抜けてからはいつも通りの手順でトイレ、着替え、荷物預けで準備完了。
トイレは特設は多くは無かったですが、公共のものやお土産屋さんが公式に協力してくれているので比較的分散されていました。会場外にも焼きそばなどの屋台が出ていたり、周辺のホテルの窓からのぞいている人もいて街のお祭りのような感じが雰囲気を盛り上げてくれます。


15分前にスタートブロックへ。目に付くのは海外からのランナーのみなさん。隣にベトナムからのグループや少し前には台湾からのランナーが、結構喋らないとわからないのですが、1割以上はいたような印象。いままで出た中ではこのくらい多いと感じたのは京都マラソンなので、やはり観光地のマラソンは人気があるのかも。気持ちはわかります。


レースの無事を祈る(自分なりの解釈)御祈祷あり、瀬古さんの「1,2,3,ダーッ!」がありの開会式を終えて9:00 フルマラソンスタート。


まずは河口湖南岸を西に向かって走ります。昨日訪れた北原ミュージアムの前を通過してすぐコースは左に折れて南下。ここから道は複数車線の広い道路になり、道幅いっぱいにランナーが広がります。そしてなんといってもこのエリアでは


目の前真っ正面にドォーンと富士山



快晴の空に白い雪がとても映えて素晴らしいです。
せっかくなので立ち止まって写真を撮る。自分も入れて撮る。位置を変えてまた撮る。


この南下するエリアは一旦左に折れて折り返し、また南下した後に折り返すのですが、南下する間の約2kmはずっと正面に富士山が見えているのでつい何度も立ち止まってしまい、気が付くと4時間15分のペースランナーに抜かれてしまっていました。



4km地点過ぎで折り返して北上。南下しているときはやけに息が上がると思っていたらそこそこ登りだったので、この辺りから息とペースを整えてレースに気持ちを集中。


途中からコースは左に折れて街中を西進。そして再び河口湖畔に出たところで右に折れて今度は湖南岸を東に向かいます。ここからの3km強は終盤でももう一度通るコースです。
このエリアも湖岸のペンションやカフェが並び、紅葉と相まってとても良い感じです。


道がカーブしたところで河口湖と山と青空が良かったので思わず撮影



11km過ぎで再び北上。河口湖大橋を渡って河口湖北岸へ。
ここまでも応援の方々は多かったですが橋の上にも沢山の人が。今日は風もなくて穏やかなので応援の方にも優しい気候。


橋を渡ってから今度は河口湖北岸を西に向かって進みます。一旦内陸を走ったのち再び河口湖畔に戻って来てからがコース案内にも記されている絶景ポイント。


こんどは河口湖を前景にして富士山再びドーン。



やっぱり写真をたくさん撮ってしまう。


手前の給水ポイントでは給食でアミノバイタルジュレ45gタイプがそのまま出ている。ありがとうございます! 同じものを持ってきていたのでとても得した感。


そしてまたしても撮ったり、給食しているうちに4時間15分のペースランナーに抜かれるけど、ここまで気分が良く走れているのであまり気にならない。


ここからしばらくは湖に沿った景色のよい道を進みます。
コースはくねくね、時々トンネルで道幅や傾斜も細かく変化しますが、飽きないのが結構好みだったりします。


中間点を過ぎてからは河口湖とひとまずお別れして西湖へ向かいます。
ここまでは普段の練習の距離で不安もなく、晴天で気持ちが良く走れました。


後半、距離の不安もあるので写真を封印して真剣モードと行きたいとこですが、さていかに。



会場風景とスタート前



荷物預け。ナンバーは手書きでした



ランナー越し富士山