何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

猛暑のせいだけではない

6月の走行距離

  18日  8km

  19日  9km

  25日 10km

  26日 11km

  合計  38km


元々大して走ってるとは言えませんがそれでも

4月  115km 、 5月   105km(レース込み)からすると急降下。


確かに関東では6月下旬に梅雨が明けてから危険なほどの猛暑がまだ暑さに慣れていない身体を襲っています。


ですが実際の理由の一番手は6月4-5の山登り。


下山後に腿の前後ろ、腰骨の横の筋肉(名前がわかりません)、さらに尾骶骨周辺と腰の痛みがキツく2週間全く走れませんでした。

あと登山中に転んで打ったお尻と足底の痛み再発もありなかなかのボロボロ具合です。


今年はローテーションとして6〜9月を登山、10〜4月をマラソンと考えていました。

暑い夏場に高地へ登って運動するのも走るのにいいトレーニングになるだろうと思っていたのが甘かったかもです。


やっとこさ最近になって少しずつ距離が戻ってきましたが暑さなのか体力が落ちてしまったのかよくわからずやたらと疲労が激しいです。


それにしてもよくわからないのが足裏の痛み。

元々、山へ行くにあたっての不安事項でしたが登山中はほとんど気にならずだったのに下山後はまたぶり返してきました。


登山靴はといえばとても重くてソールもカチカチの板みたいで足首もガッチリ固定されていてむしろ厳しそうなのですが不思議です。


もしかすると足首が固定されていた事で足裏の筋肉を使わずに済んだのではというのが今のところの想像です。

(足首を動かすのにふくらはぎを使う→ふくらはぎが疲れる→足裏の筋肉に過度の負荷がかかるの構図?)


10月のフルに向けて体力強化と同時に痛みからの回復をテーマに練習ランとストレッチを継続して不安解消を目指したいと今は思っています。


6月の走行記録 距離もだけどスピードも…。




飯豊連峰登山 〜孤独な小冒険の旅その5〜

尾根を無事降り切って川を渡り、若干の山道の後は終点の天狗平まで林道歩きになります。


途中、観光客の方とすれ違い昨日山に入ってから久しぶりに人に出会いました。


そして朝切合小屋を出発してから10時間54分で目的地の天狗平に到着。


天狗平のゲートの先からは舗装道路となっていて車も何台か停車していました。
ここからバス停までは道路を1時間くらい歩かなければいけないのですが、既に終バスに間に合わない時間です。
ここで野宿かタクシーを呼ぶか迷いながら、とりあえずゲートの管理人さんに電波が通じる所があるかどうか伺ったところ、そばにいた方が「バス停まで車で送ってあげるよ」と。


どうせ帰るところだからと仰っていただきましたが、おかげで最終バスに間に合いました。
本当にありがとうございました。大大感謝です。


バスに乗ったとき、川に入ったせいでお札がびしょびしょになっている事に気づきました。
運賃は小銭で助かりましたが、最後までお客が自分一人の車内で運転手さんとお話ししながらお札を必死で乾かします。


JRの小国駅でバスを降り、列車を待つ間に雨具を脱いで荷物を整え直し、駅員さんにだいぶ身軽になったね。と言われつつ米坂線で米沢駅に向かいます。


米沢駅からは新幹線ですが、乗り換えの間に駅のトイレをお借りして着替えとついでにウェットティッシュで身体をざっと拭く事ができました。


駅のコンビニで夕飯のおにぎりやお土産を購入して新幹線に乗り込み一路帰京。


家に帰り着いたのは11時過ぎ。
この日の長い1日と共に前々日夜からの2泊3日の旅が終了しました。


出会った人だけでなく、山小屋や登山道を管理してくださる方々のお世話になったとも感じる旅でした。
そして山頂の景色も素晴らしく、運も含めて色々と感謝すべきと改めて思います。


疲れた〜。




JR小国駅


米坂線


夕飯&お土産

飯豊連峰登山 〜孤独な小冒険の旅その4〜

長い長いダイクラ尾根の降り。


最初に立ちはだかったのは登りと同じく登山道を覆い隠す雪渓。
登りと違って降りでは道がわからないまま降りすぎてしまうと大変な事になるので、どこまで雪渓を降るかはより慎重になります。


時には雪渓が急すぎるので雪上をやめて斜面上部の藪というか森というかとにかく道のないところをもがくように掻き分けて進みました。


この雪渓がそれこそ何度も現れては消えての繰り返しで、この間に起こった多数のアクシデントが…。


濡れた笹状の植物を踏んで滑り転ぶ。雪を踏み抜いて落ちる。藪で腕が傷だらけになる。藪の中にストックを落として見失う(何とか戻って発見しました)。雪面で滑って転ぶ。道を見失う。謎の羽虫の群れにまとわりつかれる。なんだかわからないけど何度も転ぶ。
とまさに悪戦苦闘。七転び八起きどころではありませんでした。


そして極め付け。
なんと登山靴が壊れました。
靴の裏のソールが剥がれて踵から真ん中くらいまでパタパタというかブラブラした状態になってしまいました。
流石にこれではマズく、全部剥がれてしまったらツルツル滑って岩場は怖くて通れないので応急処置をする事に。
ガムテープなどいくつか試しましたが濡れた登山靴には粘着物は効果が無く、最終的に予備の靴紐で縛る事になりました。
結局これが何とか効いてくれてその後の工程は無事進むことが出来ました。


そして予想より遥かに時間が掛かって尾根を降り切ったところで最後にまた難題が。


尾根を降り切って川を渡れば後は平坦な道だとあと一踏ん張りと言い聞かせながらやっとこさ川までたどり着き目の前にあったのは、床板のない橋。


確かにガイドブックには時期によってはそうなっていると書いてありました。そしてその後に、「その場合は川を渡渉する。」と軽く書いてあったのでてっきり橋がなくても渡れるような小さい川かと思ってたのですが。
目の前の川は川幅はそれ程でも無いのですが水が轟々と結構な勢いで流れています。
深さは浅そうな所を選んでも腰くらいまでで、見る限り絶対流されそう…。


そして考えたことは
1、このまま川沿いに歩いてくだる。
   →合流するもう一つ別の川を渡らなければならない。
2、吊り橋の横木を伝って渡る。
   →横木の間の幅が広すぎる。
3、川に石を投げ込んで渡れるようにする。
   →明日までかかりそう。
それぞれの理由で却下。


しばし呆然とした後、結局川を逆に遡ってゆきながら渡れる所を探す事にしました。
すると50m程藪と川を登ったところで、川幅が広くかつ両岸が浅瀬になっていて流れの緩いところに出てきたので何とかザブザブと渡れ、難を逃れることが出来ました。


前日の雨のせいもあったかも知れませんが、リサーチ不足で大反省です。
まさに心身共に疲れ果てました。



ダイクラ尾根遠景



下山途中から振り返った飯豊山山頂


下山途中から振り返った飯豊山山頂2



雪に覆われた谷筋(ここは流石に通りませんでした)


壊れてしまった靴



結局こうなりました



綺麗な山並みにお別れ