何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

雨飾山登山 〜曇天の下も納得の山〜

雨飾山は長野県北部、新潟県との境付近にある標高1963mの山になります。
今シーズン4回目の登山に9月の連休を使って行ってきました。


一週前の週末に台風が来て今週は大丈夫だろうと思ったらまさかの2週連続の台風襲来。
朝起きてダメなら諦めるつもりで雨雲の下長野駅まで行って駅前の居酒屋で夕飯を食べて就寝しました。


翌朝は雲が低く垂れ込めたどんより空。雨が降っていないのと天気予報が午後から晴れだったのでこれなら大丈夫と出発しました。


長野駅からカーシェアで1時間半かけて小谷の先の雨飾高原キャンプ場へ8時過ぎに到着。


駐車場横の管理施設にはこれから向かう登山者が数組いました。空模様も不安定だしきっと多くはないのだと思いました。


管理施設横に登山道の入り口。予想に反して下りから始まりました。そしてすぐに道は小川脇の木道に変わり、少し向こうに滝が見えたりして遊歩道を散歩しているようなのどかな雰囲気に。


それでも10数分も進むと山道が現れて本格的な登りが始まりました。
登りぐちには11分の2の看板。11号目まであるということか。


しばらくは樹林の中のまずまず急な登りがつづきます。30分くらい登った途中で頂上まで120分の標識があり。思ったより近いと感じる。


そしてひとしきり登った先から急に降り始めたとおもったら、地図では水場の表記もある荒菅沢に出てきました。
特に橋などはないので渡渉となります。昨日までの雨のせいで水が多いのか飛び越えなければいけない石の幅が少し広めで軽く緊張。


沢から先も急登が続き喘ぎ喘ぎしているうちに樹林帯を抜けます。
登り始めでは、雲の切間に時々青空も見えていて午後の回復を期待していたのですが、なんだか雲の厚みが増しているような。


樹林帯を抜けると登山道は岩場の細道となり、斜度も一段と急になる印象です。
気がつけばここまで結構な急登を登り通しです。


そして30分ほどかしら登りきるとやっと笹平に到着。頂上直下の踊り場で草原というには背丈ぐらいある木もありますが、緑の平地らしき場所です。
笹平の入り口で一服休憩。他の登山者パーティもほぼ同様に休憩をしていました。


笹平を横断して再び現れる斜面を登り切ると頂上に到着。
頂上は広くてゆっくりと休憩できそうな感じでした。


天候は曇り空のまま周囲には霧がかかり、晴れていれば笹平に浮かぶ女神の横顔(登山道が描く線)や遠く(もしかすると)日本海なんかも見えたかもしれず少しだけ残念。


もう少し待てば晴れるのではないかと待ちたい気持ちを抑え込んで下山開始。
霧の中きた道そのままのルートで下山します。
下りはですがしゃがんだり手を使ったりして時間がかかり、改めて急登だったんだなと実感。


荒菅沢手前から雨が降り始め、午後から晴れじゃなかったのかと恨み節と登りの時でなくてよかっとほっとする気持ちが混在。


もくもくと下山を続け、頂上から約2時間20分で登山口駐車場へ到着。
往復で5時間25分。
登りが早いのか降りで手こずったのか登りと下りの時間の差が少なかった。


登山口横で靴を洗って履き替えて、キャンプ場の方に近くで寄れるお風呂を伺って帰路へ。


終始雲が晴れなかったのは残念ですが、無事頂上へ着き下山もできたのは登山道がかなりきれいに整備されていたおかげだと感じました。
日々整備、点検されている方々へ大変感謝いたします。


なぜか昔から雨飾山に登ときは雨の中を想像していたので妙な納得感。
登りの手応えや頂上直下に平地がある特徴のある形状など見えないながらも個性を感じられるいい山でした。また来れる機会があれば是非来てみたいです。


登口、地図があります


最初はこんな青空も


頂上まで120分の標識。ちょっと120分では厳しい目


荒菅沢 きっと普段より水が多かった(写真では分からないですが…)


樹林帯を抜けての岩場 こんな状態がしばらく続きます


笹平 霧が幻想的と言えなくもない?


山頂到着



下山してきました

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