何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

利尻岳登山 ~北海道 海に浮かんだ山の島へ その2~

登山口から最初は整備された道が10分ほど続いて天然の水場甘露泉水に着きます。
ここから道は細くなり登山開始といった感じになります。



稜線上のポン山への分岐を通過して森の中をしばらく緩めの登りが続きます。
そして5合目で最初の休憩。あまり広い場所でははありませんでしたが、先も長いので1時間を経過した時計を見て無理をせず。


宿で用意していただいた弁当(こういう感じが好きです)



この辺り、思っていたよりも早く山の上部にかかっていた雲の中に入ってくる感じになりまってきました。
この先、稜線に上がって第一見晴らし台、第二見晴らし台と続きましたがいずれも眺望は無し。少しずつ斜度は急になってゆき、雲の中に完全に入ってきて細かい霧雨が身体を濡らし始めました。
第一見晴らし台


風がかなり強くなってきて、開けた場所にくると横からの風がかなり強く吹くようになりました。独立峰らしい強風が山の側面を回ってきて吹き付けてくる印象です。


登り開始から2時間30分を過ぎたところで避難小屋を通過。
だいぶ雨風が強くなってきたので小屋で一休みしたい気持ちもよぎりましたが休んでしまうと再び歩き始める気持ちが落ちてしまいそうなので横目で見て通過となりました。



時々東側の斜面に入ると風が収まりましたが、それでも益々雨も風も強くなってきます。
地面の様子も徐々に変わってきてガレた岩がゴロゴロとしてきました。昨日宿の方に言われるまで忘れていましたが、利尻一応活火山なので頂上が近づくにつれ石や地面が赤い場所も現れてきました。



途中登山道整備の協力依頼



そして斜面も徐々に急角度に。登り始めの緩やかな斜面から頂上に近づくにつれて着実に斜度が上がってゆく感じは富士山と同じで、遠目にきれいな山容をしているの通りだなと感じつつ、息もかなり上がってきます。


そしてゼイゼイとした呼吸が途切れなくなってひと踏ん張り登り切ったところでありがたいことに頂上へ到着。
頂上から海を眺めることを夢見ていましたが、残念ながら頂上では完全に雲の中。一瞬でも途切れないかと期待しましたが残念ながら…。


頂上には祠があり、船の航行の安全を祈るものが多くスクリューが奉納されていたりしました。晴れた日には頂上からぐるっと島の海岸線が見渡せるらしく、船の安全を見守っている雰囲気は確かにありそうな感じがします。



祠のある場所が頂上となっていますが、最高地点は少しはなれたところにある本峰との事ですが現在は登山禁止です。見えると行きたいのに行けないもどかしいさが残ってしまうのでこの点は見えなくて良かったかも。


写真を撮って一休みをして約20分ほどで下山開始。
相変わらずの風雨のなか、急な岩場と時々現れるお花畑を交互に抜けながら来た道をそのまま戻りました。


晴れていれば綺麗そうなお花畑



休まず歩き続けて、気持ち雨が弱くなった気がしたところで往きに通過した避難小屋に到着。風に吹かれ続けて歩いたのでここで休憩をすることに。


小屋の中は他に降りてこられたと思われる方ばかり約10名ほど。
雨風の天候の中、小屋の中で集まっていると本当に避難という響きが本当にしっくりくる感じがしてきます。(続き)


天気が悪くともきれいな高山植物には出会えました。

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