何はなくとも漫遊走

ふらふらとマラソンと山登りについて書いてます。。

時々山登りも。

飯豊連峰登山 〜孤独な小冒険の旅その1〜

飯(めし)が豊かと書いて飯豊(いいで)と読む飯豊連峰はその名の通りに福島県、新潟県、山形県という米どころ三県にまたがって広がる広大な山域です。


中心となるの主峰の飯豊山本山標高は2105mとそこまで高いわけではありませんが、山容の大きさから登るのにどうしても日数が必要になってしまうなかなかの難敵です。


6月の初週、テレワークでの就業後に電車で会津若松まで行きそこでホテル泊。翌朝、磐越西線で山都駅まで行きそこからタクシーで今回の登り口となります御沢登山口まで向かいました。


登山口は道路脇のひなびた感じを想像していましたが実際は20台くらいは停められそうな広い駐車場でした。タクシーの運転手さんによるとシーズンになると満車になるとのことですが、この日は停まっている車は一台もありませんでした。


管理事務所に登山届を提出してから靴紐を閉めてストックを用意してと準備を整えていざ出発。

天気は曇り。


少し行くとすぐに急登がはじまり、所々休みながら1時間半ほど登って尾根上にでた辺りから残雪が登山道を覆い始めました。

まずはそのまま登ってみますが、斜度がきつくなってくると足元がズルズルと滑るので新調した6本爪のアイゼンを早速登場させます。


今日最初のポイント地蔵山の頂上は雪で覆われていて正確な頂上の位置が分かりませんでした。ここから見えるこの先の稜線は雪と緑がまだら模様。雪があるだろうとは思ってたけど予想より少し多いかもしれないです。

天候は引き続き曇りですが時々パラパラと雨が落ちてきます。どうかこのまま持ってください。


雪の斜面を一旦くだると雪がなくなり、群生するカタクリが気持ちを癒やしてくれました。


ここから次の三国岳までは岩稜帯になります。時々ロープや鎖が出てくるのですが慎重に進めば大丈夫。心配は天気でしたが遠くでカミナリがゴロゴロ鳴ってるのが聞こえてきたものの何とか雨に降られる前に三国小屋に到着できました。良かった。


一息ついているとパラパラと雹が降って来たので三国小屋に一時避難をさせていただきます。無人の小屋の玄関口で数分待っていると程なく止んでくれたので改めて出発。


今日の宿泊はここから約2時間先の切合小屋かその先更に2時間先の本山小屋。時刻は12時。ここまで順調に来れたのと天気も何とか持ちそうなので予定通り先を目指します。



登山口の管理小屋



早くも現れた雪



結構な量が積もってます



不穏な雲行き



カタクリが群生



岩場の登り



三国小屋

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